IT社会をどう生きるか 明治大学シンポ 第5弾 ≪速報≫

明大シンポ第5弾 インターネット安全運転の心得 開く

 現代IT社会の諸問題をテーマにしたシンポジウムの第5弾「インターネット安全運転の心得」が、2005年10月20日(木曜日)午後6時から明治大学リバティタワー1134教室で開かれた。学生のほか社会人も含め約130人が参加、会場はほぼ満員の盛況だった。

 冒頭、司会役の矢野(法学部客員教授)が「インターネットは現代人にとってもはや車並みの不可欠なツールになったが、車を運転するには必要な免許も、インターネットを利用するには不要。だれもが使える便利な道具であることがインターネットの長所だが、これだけみんながインターネットを使うようになると、それなりのリテラシーが必要になる。きょうはそのリテラシーを、車社会の比喩で『安全運転の心得』として考えたい」とシンポジウムの趣旨を説明した。

 3人のパネリストは、小中学生や高校生、大学生、社会に出たばかりの新入社員といった個々のケースごとにインターネット「無謀運転」の実態を紹介したり、スパムやウイルスに対するプロバイダーの対策を報告したりしながら、あわせて「賢いドライバー」になるための実践的ノウハウを伝授した。

 報告のあと会場との質疑応答があり、午後8時半ごろまで討議を続けた(シンポジウムの詳報はまもなくアップの予定)。


パネリストの尾花紀子さん、高橋慈子さん、新麗さん


一番隅が司会の矢野