ウィキメディア財団
ブログの「折々の記」を書くのもずいぶん久しぶりだが、また少しずつ書いていこうと思う。
確定申告の書類を整理していたら、昨年(2011年)暮れにウィキペディアに振り込んだ寄付の振り込み用紙が出てきた。それで、ウィキペディア運営主体らしいウィキメディア財団から2月に送られてきていた礼状のことを思い出した。
礼状本文は以下のようなものだった。
実に素晴らしいことです。ウィキメディア財団にご寄付いただきまして本当にありがとうございます。
私たちが請求書を支払えるのは、あなたのような人々が、5ドル、20ドル、または100ドルをくださるからです。去年、私が感銘を受けた寄付は、イングランドに住む小さな女の子からの5ポンドでした。彼女は自分の小遣いを寄付するよう、ご両親を説得したのです。その女の子やあなたをはじめとした皆様のおかげで、ウィキペディアは、浄財を下さった方にも、その余裕のない方にも、世界中の全ての人々に、自由で偏りのない情報へのアクセスを提供し続けることができます。本当にありがとうございます。私たちのお願いを無視するのは簡単でしょうが、あなたはそうしませんでした。そのことをうれしく思います。私から、そしてウィキペディアを執筆する何万ものボランティアから、私たちが世界をよりよい場所にすることを助けていただいたことについて、お礼を申し上げます。お預けいただいたお金は慎重に使わせていただきます。また、私達に信頼を寄せてくださったことに、改めて御礼申し上げます。
ありがとうございました。
スー・ガードナー
ウィキメディア財団事務長
インターネット上のさまざまな情報を利用して、いつも重宝している身として、その右代表でもあるウィキペディアに寄付しようと思いついたのだけれど、こんな礼状メールが来るとは思わなかった。いかにも翻訳調で、寄付したことのある人ならだれもが受け取っている文面だろうが、それでも少し心温まるものを感じたので紹介しておく(東日本大震災では日本赤十字を通じて寄付したけれど、あのお金はいまどうなっているのだろうか)。
投稿者: Naoaki Yano | 2012年02月09日 13:59