<補遺>
テレビが普及し始めた1957年に評論家の大宅壮一は「一億総白痴化」という言葉で、刺激本位の番組作りがいよいよ刺激を拡大し、考える習慣が失われることを警告しました。この言葉はすっかり流行語になったわけですが、彼が存命なら、インターネット普及時代にどんな言葉を投げかけるでしょうか(いい言葉が浮かばないのがちょっと情けない(^o^)。
インターネットはテレビのように受動的ではなく、ユーザーがむしろ能動的に情報を収集するものではありますが、次から次へと情報の波を渡り歩くだけでは、考えるということが疎かになりますね。そんなことを考えていただければ……。