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矢野 | |
今日は「インターネット安全運転の心得」をテーマにこれから2時間余、有意義に楽しく過ごせればと思います。
インターネットは現代人にとって必要不可欠な道具になりました。車並みですね。ところが車を運転するには免許がいるけれど、インターネットを使うには何の資格も必要ありません。誰もが使えるインターネットの素晴らしさでもありますが、やはりそれを利用するためには若干のリテラシーが必要になります。そのリテラシーの問題を、車社会との比喩で「安全運転の心得」として考えていこうと思います。
車の場合は、事故を起こすとけがをしたり、本当に命を落としたりするので、危険性については比較的認識されているけれども、インターネットの場合は、行為と結果(被害)が直接結びつきにくいこともあってなかなか意識されません。
これからお3人のパネリストの方に、小・中学生、高校生、あなた方と同じ大学生や新入社員など個々のケースにふれながら、インターネットの使い方の実態を紹介していただきます。あわせて、事故を起こさないための、それは被害者にならないと同時に加害者にもならないことですが、そのための心構えをお話しいただきます。
こういったことは一般にセキュリティの問題として議論されます。そこでは、インターネットの安全を確保するための法律や技術が必要とされ、いやそれだけでは駄目で、利用する人たちのモラルやマナー、そういったものを培う教育の大切さが言われますが、そのときに必ず取り上げられる言葉が「メディアリテラシー」です。 |
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